<キャサリン?>

亡くなった後、看護師さんと二人で母に化粧をして、そのウィッグを付けてあげました。

お通夜の日、数少ない親戚が集まっていましたが、お棺の中の母を見ていた弟が「キャサリンみたい」とぽつり。

母はもともとはっきりとした顔立ちでした。

そのうえ、だんだん食事もとれなくなって痩せてしまっていました。

そしてそのウィッグ。確かに外国人のようにも見えました。

もともとおだやかといっていいくらいのお通夜でしたが、皆がちょっと吹き出してしまいました。

「キャサリンって誰?」と思ったでしょうが、なぜかみんな納得してしまったのでした。

会社勤めを続けながら、母の介護と看取りを経験しました。
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